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社会で生かす学びは社会と繋げて展開しよう〜とある高校生たちとの出会い

近未来ハイスクールに「変人」として登壇しました

先日、知人である株式会社オプンラボの小林利恵子さんが2017年より展開する「近未来ハイスクール」に【変人】としてアサインいただき、都内の高校に伺いました。

まず、この「近未来ハイスクール」というのは、webサイト(https://www.kinmirai.co/)に詳しくありますが「”変人である職業人”と”学生・先生”を繋ぐことで未来につながる行動変容のきっかけを作る」ことを目的とした高校を舞台に展開するプログラム。

この「変人」というのがキラーワードで、見た人、聞いた人だれもがニヤリ。自社のwebサイトのトップに「変人のリーディングカンパニー」と掲げる小林さんは毎度ニヤニヤしながらこう伝えます。

近未来ハイスクールにおける変人とは?

  • 変わり続ける人
  • 変革を起こす人
  • エッジのたったプロフェッショナル

高校時代は、親や親せき、先生以外の大人との接点は、なかなか持てません。仕事の内容や仕事観についてやりとりする経験を持たないまま社会人になる生徒もいるようです。昨今、早期キャリア教育が導入されながらも、仕事をしている人との接点は十分ではなく、インターネットや限られた情報の中で将来を模索している様子が伺えます。

こへ「変人」という素材を投げ込むのが小林さん。

今回は、とある高校の「生活産業基礎」という授業の中で【SDGsと職業】というテーマで、講師二人がそれぞれに今に至るキャリアについて話し、SDGsについて思うこと、質問を受けてのやりとりをする流れでした。

ミドルシニアの「変人」に高校生はどう反応したか

今回、講師としてご一緒した藤井さんは、NPO農家のこせがれネットワークをはじめとする名刺を5枚持って、企業や団体の事務局運営を担うお仕事をされているミドルシニア。高校生にとっては、10社以上の転職をしてきた私のキャリアと合わせて相当インパクトがあったようで、それらはいくつかの質問や、授業後のリフレクションシートに反映されていました。

仕事や働くことに対して面白みを感じたという一部のコメントを引用します。

  • 違う系統の仕事をして、視野を広げる人生もすごく楽しそうと思えた
  • 話を聞いて働くことは大変で辛いこともあるけど、達成した時のやりがいや生きる上での生きがいになることを知った
  • 私の知らない働き方を知り、働くということはもっと自由なんだと思った
  • ずっと転職はしたら終わりだと思っていたけど、1 つの仕事だけじゃなくんな仕事をやってもいいと思えた
  • 私の中で転職をすることはあまりいことではないとえていたのが、今回の授業で自分がしたいことをできることが素敵なことだと思ったし、色々な目線から社会的課題について考え、取り組むことができるようになるということを知れたので私も将来、色々なことに取り組んでみたいと思いました

まずは、知ることから始めよう

高校生の彼らが、仕事をすることについて型通りの認識であったことが、私にとっての発見でした。転職についてネガティブな印象を持っていたことも驚きでした。いろんな職業があって、それは既存もあれば作り出すものもあり、働き方もさまざまであることなど、もっともっとリアルを知るきっかけを持てたらいいのに、いや、持ったらいいのにと思いました。彼らが社会に出ることには今ある職業のいくつかはなくなっていて、幾つかはまた新しく生まれているでしょう。

奇しくも、「問題意識を持ち、行動するために何から始めたらいいか」という質問が出たので、まずは知ることが大事と伝えました。知ることでわかる世界があり、わかることで対処に向かうきっかけができると考えているからです。ドキュメンタリー映画をとおして知るという方法、イベントサイトなどに勇気を出して参加してみることなど、私がしていることなどを勧めてみました。やってみるというコメントも出ていた?!

「このプロジェクトの意図を理解して授業に取り入れようとする先生や学校関係者の方も変人よね」というのが、このイベントの現場で常に出る話です。今回も、先生が一番目を輝かせて参加してくださったのが印象的でした。いずれにしてもこの機会が、先生や生徒の皆さんの思考や行動の何か一つのきっかけにでもなれば嬉しいと願うばかりです。

今回の授業内容とは違いますが、昨年、埼玉の高校に伺った際のレポートが主宰者側にありましたのでご興味あればお目通しください。

「社会で生かす学びは社会と繋げて展開する」のが肝要だと考えています。もちろんこれは、高校生の話に限らず私たち大人にとっても。ユニキャリアが提供するサービスや場も、そんな思いで運営しています。

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