BLOG

スタートラインに立つ
あなたへ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. キャリアの展望
  4. 大人の部活動に学ぶ「今後のキャリアの考え方」のヒント

大人の部活動に学ぶ「今後のキャリアの考え方」のヒント

大人のクリエイティ部活動からの学び

写真家・小川義文さん、デザイナー・笹川寿一さん、プロデューサー・宮崎秀雄さん。3人のクリエイターたちが始めた大人のクリエイティ部活動「TokyoDays」というグループがあります。

Facebookグループで運営される部活動は毎年始から開始され、毎月のリアルなワークショッププログラムを挟みながら初秋にグループ写真展をします。会場は、かの代官山のヒルサイドテラス。縁あって初回から伺っており、記憶に間違いがなければ3回目から会場を移しています。

メンバーは高価なカメラを揃えたカメラ好きや写真撮影が得意な素人の方々がプロから「撮影スキル」や「作品づくり」を学びたいと参加しているのかと思いきや、花が好きな人、写真を学びたい人、一連の創造活動に魅力を感じて参加している人など様々なようです。カメラやレンズなどの機器の扱いを学ぶよりもむしろ小川メソッドと言われる「光と影の考察」を徹底的に学ぶ内容と伺っています。

コースは初参加または2回目参加希望者のための「BasicCourse」と複数回参加者のための「MasterCourse」のふたつ、以下に活動の様子がわかるリンクを掲載しておきます。

TokyoDaysの活動をまとめたブログ形式のマガジン

8年目の写真展に寄せてイベントを企画した背景

さて今年で8年目の写真展。今回はこの会期中にイベントを開催することになりました。

一つはユニキャリアとの共催セミナーで小川さんのキャリア観とともに冒頭の笹川さんや宮崎さん3人で始めた活動をとおして見えたこと、感じたこと、そしてこれからについて伺っていきます。

テーマはまさに「人生の後半戦を自分の手で」

詳細・お申し込みはこちら

TokyoDays立ち上げの経緯

TokyoDays立ち上げ当初、3人は『小川義文写真集MOMENT OF TRUTH』を自費出版というスタイルで発行します。自動車写真の第一人者である小川さんが自分で花を生けてコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で撮るという初めての花の写真集。当時についてこんなふうに書いたものがあります。

<自分たちの表現したいこと>
仕事は頼まれてなんぼの世界です。でも、長年頼まれ仕事ばかりしていると、自分たちが表現したかったことが表現できているのだろうかという思いから開放されることがなかなかできません。写真家でも作家活動だけで生計を立てている人はごく僅かです。装幀家なんていうのは稀少人種であり、広告屋なんてどこにでもいます。
でも、みんな何かを表現したくてこの世界に入ってきたはずです。景気のいい時代を生きてきた我々は、景気のいい時代にいい思いをしたという風に思われがちですが、当時はただただ忙しい毎日を何とか乗り越えてきた記憶しかありません。提案したものがほとんど採用された、そんなこともありましたが、でもそれは自分たちの表現活動ではありませんでした。
頼まれ仕事も少なくなり、多少は時間的にも余裕ができてきたので、自分たちの表現したかったことを表現することに挑戦してみよう、ただそんな思いだけで無謀な自費出版という選択をしてみました。「止めた方がいい」という貴重なアドバイスもいただきました。経済的な余裕もそれほどありませんが、自分たちでリスクを抱えて前へ進む、ごく当たり前のことですが、そんなことをやってみました。

大切なのは自分に合った未来を存分に楽しむこと

小川さんは過去のインタビュー記事の中で「自分に合った未来を存分に楽しむために、少しずつ自らのキャリアを見つめ直す」大切さを問いかけています。

3人がそれぞれのキャリア、業界の盛衰と未来を見据えた時、何のためにやりたかった仕事(クリエイティブ)をしているのかに立ち戻って始まった活動。

自分たちがありたい状況、欲しい未来をつくりだしていく取り組み。
自分たちの過去の経験を時に否定したりしながら毎週の定例会議で喧々諤々と議論しながら部活動を進めていく楽しみ。
参加する人、関わる人とともに想定外の動きを楽しんで受け入れていく余裕と面白がり。

これまでのキャリアを肯定するのでも否定するものでもありません。

人生90年とか100年とか言われますが、まだまだ続く人生の中で今後のキャリアについて考える機会になったらいいなという企画です。

「いい歳して」で結構!スタートするなら、いま。

人はいつからでも何でも始めることは自由ですが、“いい年して” という周囲で吹く風の音、または自分の中のさざ波が気になる方もあるかもしれません。そんな方にこそご参加いただきたい。いい年だからこそ「人生の後半戦を自分の手で見出していく」スタートのタイミングです。

現在、ユニキャリアのメルマガメンバーの方、TokyoDays部活動の関係者の方々への優先告知を経て、いよいよ一般告知の段となりました。ステキな花の写真展も楽しみながら是非イベントにもご参加ください(写真展へのご来場は無料です)。

詳細・お申し込みはこちら

 

お知らせ〜「反逆光」をテーマに、小説家 谷村志穂さんを招いてのトークセッションも

翌日27日(金)は、小説家・谷村志穂さんを迎えて「写真と小説は繋がっている」というテーマで小川さんとのトークセッションがあります。

前述した小川メソッドと言われる「光と影の考察」は対象を美しく撮る光の「半逆光」を指しています。小川さんの旧知の仲である谷村さんは、この「半逆光」という言葉にインスピレーションを感じて同名の恋愛小説を一気に書き上げました。

当日は表現者である谷村さんと小川さんが「半逆光」に込めた思いや表現への背景にモデレーターとして迫ります。

両日ともに会場でお待ちしています。

詳細・お申し込みはこちら

 

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事