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私らしさを開拓する「パラレル活動」

以前ブログに書いた【パラレル活動家で行こう】ではいろいろやりたいけど、いいんだろうかと迷う人たちへ「やってください」と勝手にエールを送りました。

その人が見つける楽しさ、やりがいに加えて、その人の持つ“らしさ”の開拓につながると考えているからです。

「社会人」としての成長

やるべきことに向き合う新入社員

かつて新入社員研修の講師をしていたころ、研修会社として決まっていたスクリプトではありましたがこんなことを伝えていました。

学生はお金を払って学び、成長するところ
会社は学び、成長しながらお金をもらうところ

会社に属するということは、「好き」や「得意」はいったん横に置いて“やるべきこと”へ対応することになります。

もちろん“できること”“やりたいこと”“得意なこと”への取り組みもしていきますが、“やるべきこと”への対応は、ある意味で成長に不可欠なことではないかと思います。

新社会人は仕事の仕方を学ぶところからスタートです。まずは吸収と発揮。新しい環境・新しい人間関係の中で物事の進め方を吸収し、力量を発揮していく。ここに相当の成長があることは誰もが想像に易しいことでしょう。

変化しないうちに埋もれていく自分の意志

しかしながら同じ会社、同じ職種にあり続けるとどうなるか。単純化して理解したり、楽をしたいという人の習性から「だいたいこういうものだ」とタカを括りがちです。慣れのメリット/デメリットは言うまでもありません。

大企業ではそういったことを踏まえて“異動”というシステムがあり、いろんな筋肉を鍛えてくれます。昨今では希望の異動先へ配属されたり、部署を設立してやりたいことに取り組めるなど企業の環境も変化してきていますが、そこに「私の満足」が優先され選択肢が提示されるわけではありません。

初心で得られた経験の鮮やかな印象は薄れ、会社が定めた目的・目標をクリアするために一定のスキルを身につけ、「会社人」として日々をこなしている……心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人生の中で多くの時間を占める「活動」を、自分のために選択できていますか?

行動することから変化が始まる

そこでご提案したいのが、パラレル活動です。なんとなくでもやりたいことがある、気になる業界がある、気になる課題があるなら「やっちゃって」みてはどうでしょう。

興味への一歩を踏み出すことで、その世界を知り、知見を広げ、経験を積める可能性があります。違ったら、それがわかっただけで儲けもの。やらないで憧れていた時から比べたら雲泥の差があります。

きっとまた次の気になることがムクムクと生まれてきているに違いありません。

我慢しない・後回しにしない・できるカタチで「する」

私は「パラレル活動家を目指すべきである」「人は成長しなければならない」というつもりは毛頭ありません。

ただ「これまでにない経験」、「経験から学ぶ力」によって、私たちは見えるものが増え、感じることが増え、感じ方が変わり、できることが増えていくことと思います。それは、日々の楽しさや充実感を幅広く深くさせていくのではないでしょうか。

最近お会いしている人たちも「パラレル活動家」だなぁと思う方が増えている気がします。自分の中の“やりたい”を我慢せず、後回しにせず、おそらくその方にとっての“できるカタチで”同時進行しているように見受けられます。

複数業界を股にかけ、活躍されるミドルシニアのNさん

先日お会いしたミドルシニアのNさんもその一人。とてもアグレッシブな方でした。

社会人になって念願のCAになったものの思うところあって5年弱で退職。退職後に伝手を頼って就職するも、経験はもとより当時は知識も全く皆無の「睡眠」をテーマにした会社。とにかくやるしかないと仕事に集中した結果、業界で著名な方とタッグを組まれ今ではその企業の役員となっただけでなく業界でも名を知られる存在に。

さて、ここまでなら転身話です。でも、彼女からは別の名刺もいただきました。

「睡眠」が健康増進に役立つことは昨今とみに注目されていることです。ヘルスケアを中心に置いた企業とコラボレーションするうちにパートナーとして認められ、デジタルヘルスケアの推進にも注力されているといいます。

さらに驚いたのは名古屋の小学生起業家「マイヤリング」の役員もされていること。これまでの活動は比較的大枠ではヘルスケア界隈とまとまっていましたが、こちらは全くの別分野。社長を支えて事業展開する立ち位置も独特で、とても興味深い取り組みでした。

まだまだやりたいことがあるようで、次から次へと展望を話す彼女は精力的でとても素敵な方でした。

周囲でもどんどん増えている感のあるパラレル活動家。あなたも始めてみませんか?

どんなことをしてみたいのか
どんなことに関心があるのか。

ユニキャリアでは、そんなあなたのパラレル活動を応援する1on1のセッションもこちらにて受け付けています

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