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まだまだ続く未来に向けてのリスクヘッジ

ユニキャリアで運営する未来航路塾は未来を再発見できるコミュニティです。

やりたいことを達成し、ありたい状態を得ることをとおした個人の充足感を探求します。「やりたいこと」が明確でガシガシ進めるのも、心穏やかに静かな暮らしを求めるのも「そうありたい」のであれば正解です。

そんなことやってどうなるのか、意味がない、お金にならない、恥ずかしい…そう言う人もいますが、その人の論理でしかありません。私たちは本音の「ありたい」を自覚して前進し、自分の人生への納得感を高めることを目指します。

イベントレポート:50歳からのキャリアの処方箋No.3

さて、未来航路塾では月例会のうち年に数回、メルマガご登録者にも参加いただけるセミナーを行っています。

セミナー自体に「50歳からのキャリアの処方箋」と書いているのは、「人生の後半戦」を自分の手でドライブするための働き方や生き方、活動のヒントに触れていただける機会にしていただきたいから。

実際には参加される方の年齢制限はありません。どなたでもお気軽にご参加いただけますので次回は是非ご検討ください。

さて、今回は【副業FPに訊く!キャリアのターニングポイントと65歳以降の資金との向き合い方】と題して、一般社団法人ライフキャリアパートナーRAIL」の橋本貢さんをお迎えして開催しました。

橋本 貢氏

1989年新卒採用で小売業入社後、興味本位で取得したファイナンシャルプランナー(FP)資格がきっかけとなり、2015年4月から社内提案を経て、金融関係以外の事業会社ではあまりない企業専属FPとして業務開始。
「くらしとお金=ライフ」「介護/治療と仕事の両立」などの面から年間約50本のセミナー開催や個人相談では年間100件以上の活動を中心に従業員サポートをこなす。「経済的自立はキャリア自律につながる」を軸に社内、社外で活動を行う。同時に副業にても活動中。目標は「80歳まで現役を目指す」56歳。

副業FPとなるキャリアのターニングポイント

前半は、橋本さんご自身のキャリアについて。

新卒で入社した小売業での仕事に充実を覚える中、数字が好きだったこともあり同僚から聞いたFPの内容に興味を持って資格取得に至ったこと。その後の大病を経て「やりたい」ことを自覚した時を見逃さず、志を社内提案にして自分の仕事(居場所)をつくられたこと。現在は副業として、同業の仲間と一般社団法人を設立して活動されていることを話してくださいました。

年齢を重ね、仕事を変化させながらも一貫して流れているのは「ありがとう」と感謝される関わりをすることを大事にする橋本さんの姿勢でした。

65歳以降の資金との向き合い方

そして後半は65歳以降の資金との向き合い方。

例の「老後2,000万円問題」をフックに話が進みます。老後2,000万円問題とは金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が試算した「老後20~30 年間で約1,300 万円~2,000 万円が不足する」ということを前提に「いかに老後の資金を形成するか」という問題のことです。

あくまでもモデルケースでの話で人によって異なるものの仕事の問題解決同様に考えてみましょうと事例説明がすすみます。

1、現状把握

どれだけ資産や負債(ローンなど)があるのか。どれだけ年間に収入、支出があるのか。

2、ありたい状態

ライフイベントとして子どもの進学や結婚のサポート、家の修繕や自分の夢への投資など想定できるものの内容と時期、金額を書き出す。何年まで生きるかを仮決めして、それまでの収支を算出してみる。

3、対策

今の見通しで大丈夫だと安堵するか、対策を講じる必要があるかを知り手段を検討して改善していく。ちなみに資金不足を補うには3つの切り口があり、2~3つの編成がよさそうです。

  1. 収入を増やす
  2. 節約する
  3. お金を運用する

これらは基本中の基本ながら「わかっちゃいるけどやってないよなぁ」とは私を含む参加者の声。

改めてお金と向き合い、やるべきことを再認識

定年時に気になってフィナンシャルプランナーをインターネットで探して相談し、今後のプランを作成して一時的な安堵を得たという話を聞くと、ムダな心配をするよりいったんは現状の洗い出しとおおよその未来展望を描くことは重要だとアタマでは理解…。

「何年まで生きるかわからないから考えてもなぁ」「なるようにしかならないからなぁ」という空気が漂います。

ここ、自分を含めて世代傾向もあるような気がしました。何とかなる道を何とかなる風に吹かれてここまで生きてきた世代。足元を見て何とかならない道を歩いていることを自覚しながらも、なんとかなる風が吹いて何とかなるんじゃないかという根拠のない思い込み。

準備をしようがしまいが、どんな対策が功を奏するのか。各々の人生に何が最適かなど、個別の問題であり答えはありません。

そもそも100歳まで生きるのか、来月に死んじゃうかもわからない。でも生きるという可能性に賭けるなら、橋本さんのお話のとおり未来に向けてのリスクヘッジをしたほうがよさそうって思いませんか。

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