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【Tokyo Days共催イベント開催報告】シフトを入れ替え人生後半戦を謳歌する

かねてよりメルマガや本ブログ(大人の部活動に学ぶ「今後のキャリアの考え方」のヒント)にてご案内してきた「第8回 小川義文監修 花の写真FBグループ展 同時開催イベント」が先週末に終了しました。

ここでは、花の写真展を主催のTokyoDaysを立ち上げられた3人のうちのお一人でもある小川さんのキャリア論を伺った26日(金)のトークイベントについてシェアします。

「決める×信念の行動×運」で掴んだ輝かしいキャリア

まず小川さんについてご紹介します。

自動車写真の第一人者と称される小川義文さん。国内外の自動車メーカーから引く手あまたの実力でクルマ好きで知らない人はいないというのは大げさではなく、(失礼ながら)名まえを知らないという人も「あの雑誌に掲載」の「あの写真」の人と知ると作品は見たことがあるというほど。

今回のトークライブで話された医療業界の現場に肉薄した作品のほか、松任谷由実さんのツアーに随行していたこともあると伺って検索してみると、ユーミンが文章、小川さんが撮影という『YUMI MATSUTOYA SOUTH OF THE BORDER  松任谷由実in AFRICA』という著書もあることがわかり、ご活躍の広さが伺えます。

企画の背景

ユニキャリアは人それぞれ唯一の存在という意味の「ユニーク」と人が歩む道のりという意味での「キャリア」を重ねた造語です。人それぞれの特異性を活かして充足感ある人生を歩む人を増やしたいと活動しています。

そんなユニキャリアのキャッチフレーズは「人生の後半戦を自分の手で」

人生が100年になろうと定年が70歳近くまで延長しようと、誰もが考えるこれからの自分の在り方。

親の庇護のもとで育ち、親や学校の先生、ひいては会社から求められることに対応してきた前半戦とは違って、いい意味でも悪い意味でも求めることに応える機会が減ってくるのが後半戦です。

誰かの意思ではなく自分の意思で方向や手段を選び、進むことで人生の充足度を上げ、納得感あるものにしていきたい。人生の後半戦はそれを味わうフェーズなのだと、6年近くこのテーマに取り組んできて思う…いえ確信をしています。

そしてユニキャリアは、そんな未来を見据え、動き出す方たちの支援をするナビゲーターでありたいと考えています。

そんな思いで企画した今回は”人生の後半戦のキャリアを考える”にあたり「自分に合った未来を存分楽しむために 少しずつ自らのキャリアを見つめ直す」ことを実践されてきた小川さんのお話を伺いたいと、写真展を企画中のTokyoDaysさんに押しかけて実現しました。

「写真家」誕生秘話

写真家の小川さんはテレビ局に勤務というサラリーマン経験もお持ちです。ここで仕事を通して体得された「魅せる」ためのノウハウ、アクション、コンセプト立案やブランディングは、その後の小川さんのキャリアに大きな影響を与えます。

写真家になろうと決めた小川さんは、現在に至るまで写真を学ぶための学校や師匠につく機会を持たれておらず、その日を境に「写真家」という名刺をつくって名乗ったそうです。名実ともに写真家になられた背景には自分の目指す写真家のイメージをハッキリとお持ちだったことが印象的です。

自らの潜在能力を引き出すために

たまたま先日、「イメージング」というライフメソッドを開発し、展開するカウンセラーの方とお会いする機会がありました。自分の潜在能力をつかって幸せな人生をどう築いていくかのライフメソッドであり、彼は「自分の憧れ、在りたい状態、欲しいものを(本音で)書き出す」ことを勧めています。それと同様のことを小川さんご自身が当初からなされていたことに驚きました。

あぁいう写真家になりたい

あぁいう仕事をしたい

どのくらい稼ぎたい

そのためにはあの雑誌に作品が掲載されないとダメだ

あの雑誌の表紙を飾るんだ

先のカウンセラーも言います。

「願いを書けば叶う」のではなく本音で真剣に自分の人生を変えたいと考え、向き合っていくことが顕在能力にも潜在能力にも作用して実現していくのだと。そして彼は問いかけます。

本当の自分の願望を知っていますか

その願望を本当に叶えたいと思っていますか

その願望を実現するために毎日の時間を使っていますか

書いたことは全部叶った

ノートに書くことが楽しくてワクワクして仕方がなかった小川さん。

それも先のカウンセラーの言う「叶う」「実現する」キーファクターです。小川さんはご自分がイメージする写真家をロックオンし、そのための手段を熟慮して大いに行動し、そこに運も引き寄せて輝かしいキャリアを築いてこられたのです。

「ノートに書いたことは全部叶ったよ」

成功するための準備を考えに考えて対応する小川さん。前半戦を振り返り「失敗はなかった」と言い切ります。ありたい自分への野望と自分の名まえで仕事をすることへの強いこだわりと責任感が滲み出ていました。

人生後半戦を彩る「Tokyo Days」

そして、そんな小川さんが還暦を境に考えられた人生の後半戦。

これまでのようにロックオンしたイメージに向けてガツガツやるシフトを入れ替えて人生を生きたいと思った頃、その前半戦を仕事で一緒に駆けていた同世代のプロデューサとデザイナーとで意気投合して設立したのが、花の写真Facebookグループ「TokyoDays」です。

企業に勤めている人、自営業、クリエイターや主婦など多様な方々が、毎年30名前後参加されて晩夏の写真展というゴールに向けて作品を仕上げます。

作品展にはそれぞれが友人知人を招き会話を楽しみます。グループメンバーの写真まで自分の作品さながらに制作背景や楽しさ、苦労を語らう姿が素晴らしい写真展です。(正直なところ、毎年この空気感が好きで伺っているというのも過言ではありません)

私たちはアップデートをやめない

「疲れちゃったしね」なんて仰いましたが、この写真展に賭ける熱量や動きを拝見するにそんなことは微塵も感じさせません。窺えるのは「在りたい姿の更新」です。

自分の気持ちや体力、想い。そして社会の変化などをご自身で敏感に感じ取られ、誰に言われるのでもなく決めたシフトの入れ替え。
小川さんだけでなくTokyoDays事務局の3人は異口同音に言います。

ゴールを決めなくてもいい。
失敗をしてもいい。
新しいことにチャレンジしてみたい。
自分の速度に見合った生き方をしたい。
まだまだ学びの日々だし社会に対して稼いで返す喜びもある。

そして、僕らはまだまだ止まらないよ。

参加された方からの反響

ここで参加してくださった方の声を一部お届けします。

物事を極められた方の努力とプロ意識、仕事への責任感、それが前提にあって、その上に第2のキャリアがあるのだなぁと改めて思いました。まだ40代であくせくしておりますが、10年後にそういった境地になれるように今を頑張ろうと思いました。

サラリーマンあるあるのぬるま湯から、たまにはこうして飛び出して刺激を受けたいと思わせて頂く内容でした。

写真を学ぶという活動での人の繋がりの魅力ということにも非常に共感できました。

私も楽器の演奏技術向上のためにレッスンを受けていますが、高い志を持った同じ師に師事する仲間や音大生と触れ合うことにより、音楽だけでない人間的なつながりの拡がりを実感しているところです。所得を得ることだけでなく、豊かな今後の人生を得るための多くの示唆をいただき感謝しています。

小川さんのセルフプロデュース力に言及された方が多かったようです。

「自ら将来のプランを決めて、綿密に道筋を立てて、実行して、結果的に達成した」という小川さん。並外れた精神力と自己信頼がないと、なかなかそうはいかないものです。しかし、セカンドキャリアとして新しい分野に分け入るからには、30年以上にわたるキャリアで培われた居心地の良さを打破する覚悟も必要でしょう。

人生の充足度を上げ、納得感あるものにできるかは自分次第

最後にこちらの感想を。

常にあるべき姿のゴールを決め、それに向かって完璧な設計図を書いてやり抜く。その積み重ねだったファーストキャリア。そして、セカンドステージは全くの正反対。とても興味深く拝聴しました。

今までも写真を通して、沢山の感動や驚き、癒しを与えて続けてこられたと思いますが、今後は人に与えたい、恩返しがしたいとおっしゃっていたことが印象的でした。何かを成し遂げた方ならではの生き方だと感じ、羨ましく思いました。

参加された方々にも多くの示唆があったという手応えを感じました。私が「Tokyo Daysの小川さん」と本企画を実行したいと考えた意図をお伝えすることができたのではないでしょうか。

モデルケースのようではありますが、あくまで小川さんのケースは、小川さんの意思と選択、行動による唯一のもの。

あなたの人生後半戦はいかがでしょう。
5年後、そして10年後、満ち足りた自分であるために、いまは何を考えますか?

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