あなたの幸せとは？生涯を幸福に導く「5つの法則」を考えよう

音楽評論家の湯川れい子さんをご存知でしょうか。

ジャズ評論家やラジオのDJとしてポップスの評論・解説を手がける一方、国内外の音楽シーンをメディアに紹介し続けていらっしゃる方です。

御年86歳。『センチメンタル・ジャーニー』（歌：松本伊代さん）『ロング・バージョン』（歌：稲垣潤一さん）『六本木心中』（歌：アン・ルイスさん）などの作詞家としての顔の方がミドルシニアにとっては馴染み深そうです。

ディズニー映画『美女と野獣』『アラジン』などの日本語詞も手がけ、今なお第一線で活躍されている湯川れい子さんの記事をご紹介しながら、自分にとっての幸せについて思いを巡らせてみたいと思います。

人生を後悔しないように。自分が思い描く「幸せ」を見つめる

今回ご紹介する記事はこちらです。

幸せはお金や肩書きからは生まれない…86歳の音楽評論家が考える人生で後悔しないための｢5つの原則｣

何歳になっても幸せに暮らすためには何が必要か

文中でも触れられていますが、厚生労働省による簡易生命表によると2020年の日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳です。

さらに昨今話題に上がる健康寿命においてはWHO発表2022年版の世界保健統計によると男性72.6歳、女性75.5歳。健康寿命とは平均寿命から健康に問題のある期間、つまり日常生活が制限されるような状態の期間を差し引いた期間の年齢です。統計上の数値ではありますが男女ともに10年近くは不健康状態で生きる可能性が伺えます。

生涯大事なのは「キョウイク」と「キョウヨウ」

現実感ある長寿社会で生きていくときに必要なこととして、日本ユニセフ協会会長の赤松良子さんとのエピソードが紹介されています。

「湯川さん、人生は生涯、『キョウイク』と『キョウヨウ』が大切なのよ」

「教育」ではなくて、「今日、行くところ」。「教養」ではなくて、「今日の用事」。つまり、「今日、会う人」とか「今日、やらなければいけないこと」があることが大事という話です。

人生の先輩の言葉に重みがありながら、掛詞になっているあたりがユニークで面白いです。そしてこういうことをサラッとおっしゃる赤松良子さんのご功績に改めて頭が下がります。

あの「男女雇用機会均等法」（1986年施行）の立案、成立に尽力された方であり、選択的夫婦別姓制度の実現を目指す民法改正運動「mネット」の呼びかけ人などもされている湯川れい子さんの7歳年上…93歳。こういう方がいて道を開いていただいて今の私たちがあると感謝の念が沸き起こります。

実はユニキャリアが運営する未来航路塾の共学・共遊はこれをヒントにしています。

「今日、学ぶこと」「今日遊ぶこと、今日遊ぶ人がいる」ということですね。

老後に「ある」と良いのは？〜老後の三原則

文中では「老後の三原則」が紹介されていますが、ご存知でしたか。

私は老後の不安３K（金、健康、孤独）は知っていましたが、こちらは初めて知りました。「行くところがある」「会う人がいる」「することがある」という三原則が大事だということで、定年を機に突然三つとも「ない」となったら、ぞっとするのではないかと湯川れい子さんも案じています。

幸福な生涯を導く「あいうえお」の法則。あなたの場合は？

さて、テーマに戻りましょう。先の平均寿命を目前にしながら、その数字を軽々と超えそうな湯川れい子さんがこう言います。

仕事もなくパートナーもいない、そんな一人の時間をいかに生きるかが重要な時代になった。何度も死を近くに感じながら生きてきた86年間で、私を幸福へと導いてくれた法則が5つある

それを幸福な生涯を導くための「あいうえお」の法則として紹介されています。

「あ」＝会いたい人に会いたい
「い」＝行きたいところに行きたい
「う」＝うれしいことがしたい
「え」＝選ばせてもらいたい
「お」＝おいしいものが食べたい

自分らしい「5原則」を考えてみよう

そこで自分に置き換えて幸福な生涯を導くための「あいうえお」の法則を考えてみました。

「あ」＝あぁ！という喜びや驚き、感動に出会う
「い」＝行きたい場所へ行きたいときに行く
「う」＝運と縁を大事にする
「え」＝笑顔でいる
「お」＝お互いの良さを生かし合う関係を大切にする

さて皆さんはいかがでしょうか。ちょっとこじつけた感もありますが笑、それも楽しんで自分のハッピーのための5原則を考えてみませんか。

今回ご紹介した湯川れい子さんの記事のタイトルの下に小さいながら、実は一番大事であろうことが書かれています。

人生は選択の連続だけれど､大事なのは自分の意志