「あなたの物語」もユニキャリア
屋号の「ユニキャリア」は、ユニークなキャリアを意味する造語です。
誰もが唯一、ユニークな存在。何やったってその足跡はキャリアになる。自分のユニークさを活かすことは充足度に繋がり、社会の多様性にも繋がる。
そう信じて命名しています。
その人の軌跡=ユニキャリアに触れる楽しさ
どこで何をしてきたかというよりもむしろ、過去の経験がその人をどう形づくったか。逆に言えばその人の「らしさ」をつくったのは、どんな経験や出会いにあるのか。
誰とも被らない生きてきた道筋、育まれてきた自身の軌跡そのものが「ユニキャリア」という事もできるでしょう。人に会う楽しみは、このユニキャリアに出会うことにあると考えています。
年齢、性別、生育地、学びや学歴、職業、趣味、家族、関心…自分とは様々にちがう人生を知ることは、その人を知るのと同時にその人が紡ぐ世界を知ること。やりとりをとおして、未知の世界を垣間見せていただける機会です。
街録チャンネルが面白い
さて、私もご多分に漏れずコロナ禍にYoutubeを観る機会が増えました。いくつかチャンネル登録している中で大好きだと公言しているのが「街録チャンネル」。
コロナ禍にテレビのディレクターからYoutuberに転身したフリーランスディレクターが主宰するチャンネルで、現在チャンネル登録者数は108万人。観始めたころは10数万人前後だったように記憶しており、さすがテレビ業界でコンテンツ制作をしてきた方が自ら製作するクオリティだと当初より見入っています。
ちなみに“街録(がいろく)”とはテレビ用語で街頭録音の略。街頭インタビューといったほうが理解しやすいかもしれません。
当初は文字どおり、ディレクターがひたすら街行く一般人にインタビューして生い立ちやその人のこれからについて語ってもらう番組でした。しかし、チャンネル登録者数が増えていくにつれ、ディレクターの野望が一つずつ叶い、有名人が出演することも。さらに魅力的な番組になっています。
番組にはディレクターの伝手のある有名人の出演の他、最近ではインタビューしてほしいという問い合わせも多いとか。とはいえ、基本は一般人対象(のはず)。描かれているのは、筆舌に尽くしがたいほどのトラウマを抱えながら今を生きる人たち、過去の社会事件の当事者などの壮絶な人生です。自分の人生において接点をもつ可能性は限りなくゼロに近いと思われるような、苦労話や武勇伝に惹かれる人の多さがわかります。
「ユニキャリア列伝」、始めます
そんなふうに、私も身近な人の「ユニキャリア」の魅力を伝えたいと考えていました。
有名人ではなくテレビや雑誌、webの記事になるような内容ではないかもしれないけれど、市井で日々を送る人たちの悲喜交々、生きざまの物語。
それは起承転結のあるドラマではないかもしれません。でも、それはその人がよりよく生きようとした軌跡の物語です。強制されたり、妥協して選択したことも含めて、自らの意思でつくりあげた現時点の「ユニキャリア」そのものです。
それは純粋に物語として楽しむものかもしれません。そこから勇気やヒントを得るかもしれません。間違いなく言えるのは、出会わなければ知ることのできない唯一の物語に出会えるということ。
誰もが自分の物語を紡いでいるのですから。
カメラはないし編集もできないけれど、伝えたい、共有したい気持ちだけで公言しています。いや、聴きたいだけの気持ちからかも。
撮影や編集を手伝っていただける方、助けてください。話を聞いて欲しい人からのご連絡もお待ちしています。
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