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想像のトレーニングで「発想力」を身につける

多くの仕事がAIに取って代わられると言われて久しい昨今です。それを脅威と捉えるというより、むしろ“AIでもできることはAIにやらせて、人にしかできないことに注力しよう”と考えたいです。

現在を生き抜くため大切にしたい「力」とは

無から有を生み出す「発想力」

こうした潮流において注目されるのは「無」から「有」を生む力。いわば発想力だと思うのです。

全く新しい事業やサービスを生み出すとき、今ある仕事をよりよく改善しようとするとき。「何かを思いつき、新しいものを生み出す」発想力がものをいいます。

「何かを思いつき」と言っても、考えているうちに天の啓示を受けるかのように下りてくるものではなく、これまでに触れて感じて自分の中に格納された思いや情報が“意図のあるフィルター”を通して出てくる、そんなイメージです。

少し似た言葉に「想像力」があります。想像力とは「自身が経験していないことや未来のこと、現実には存在しないことを頭の中で思い描く力」と言われます。つまり知っているかどうかではなく、自分が持つ情報をもとに問いを立てて見立て、こういうことだ、こういうものだと表現できること。VUCAの時代と言われる今日に不可欠な力のひとつといえます。

「発想力」の土台は「想像力」と「見立て力」

そう考えると「発想力」の前に大事なのは「想像力」ではないかと思うのです。“意図のあるフィルター”とは、自分の中にある情報をどう濾すかということ。その見立てを間違うと、大切なものを流し、不要なものを残しかねません。

こういうことだと想定する、仮定すると…こういうことが言えるのではないか、こんなことが必要なのではないかと考えを広げ深めるための「想像力」。適切な“意図のあるフィルター”を設定し、必要な情報を押し出してきて表出したものが、ときに「思いついたかのように」感じられるものではないでしょうか。

この「想像力」は、日常生活においても重要です。

仕事や家庭内など人間関係において、想像力の欠如は致命的です。思いを共感したり、考えを理解してもらうためには、相手にどう聞いてもらうか、どう伝えるかなどの想像力が不可欠です。「これでいいのだ」で相互コミュニケ―ションが成立しないのは言うまでもありません。

新しいビジネスだけでなく、既存実務の改善を考えるときにも想像力の発揮が助けとなります。目の前の事実をもとに、それらが市場や業界、社内外にどんな影響をもたらすか、関わる人たちにどんなメリットや負担を強いる可能性があるか…。

リスクヘッジも含めて想像できうる限りの洗い出しがどこまでできるか、想像力にかかっていると言っても過言ではありません。そして、想像力を発揮するためには「見立て力」が欠かせないでしょう。現状をどう認識して見立てるか、情報の取捨選択は、その見立てにかかっているのです。

さらに人の想像力には癖や傾向があるもの。だからこそ大事な案件には、さまざまな人の意見を吟味し、検討することが重要です。

想像力をつけるために意識できること

さて、それではどうしたら「想像力」をつけていけるのかです。

このYouTubeチャンネルに出会い、「ごっこあそび」の中にそのヒントを見つけました。

家族YouTuber「おうちごっこ」
おうちごっこは熊本県で暮らす父母・娘の3人家族のYouTuberでチャンネル登録者数は84万人。父子のコント仕立てのごっこ遊びがとてもユニークで面白く、話題になった【5歳児を確実に入浴させる父親営業】は現在2880万回視聴を記録しています。

相手に行動を起こさせるために、相手の心が動くツボを想像し、探し出して見出していく。あぁ、その手があったか!といった事例に出会えると思います。

「想像」を意識することで発想力を養おう

きっと皆さんの身の回りにも、目の前にあるさまざまな事象から、新しい視点で価値を見出したり、ユニークなアプローチで表現ができる人がいるのではないでしょうか。そうした人は、「アイディア豊富」「面白い発想をする」「着眼点が鋭い」といった天性のスキルを持っていると思われていることが多いかもしれません。

もちろん生まれ持った資質である場合もあると思います。でも基本的には、以下を意識して過ごすことがトレーニングになり、思考の癖に刻まれていくチカラではないでしょうか。

  1. 相手目線で考えてみる
  2. 様々な領域の情報にアンテナを張る
  3. 見立てる習慣をつける

見立てる癖をつけ、「相手」を意識して想像力を養う。この繰り返しが無から有を生み出す「発想力」の土台となるのです。

想像力の養成は、脳の活性にもきっと効くはず。ぜひぜひ意識してみてください。

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