SNS上の自分を窮屈にしないで
携帯電話を持ち始めた頃は、i-modeに始まるケータイコンテンツに熱中し、着信音や待ち受け画像、ゲームなどを楽しんだのではないでしょうか。その後、スマートフォン普及とともにSNSが生活に身近になったのも、もはや10数年前のことになりました。
皆さんはどんな目的で使ってますか。
SNSを通じて伝わる「あなた」の姿
読んでくださっている方の大半はデジタルネイティブではないと思うのですが、SNSはどの程度使っているでしょうか。
ICT総研の「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると日本のSNS利用者は8,270万人(普及率82%)で2024年末に8,388万人へ拡大するとされています。総務省のデータによるとミドル世代で8割、ミドルシニア世代でも7割程度の使用率とのこと。日常生活に浸透しているのが垣間見られます。
対象となっているのはLINE、Twitter、YouTube、Facebook、Instagram、TikTokなどで、利用目的は以下のようにまとめられています。
私自身のSNSの使い方
私自身はTwitterを始めた当時、周囲に同じ趣味、関心をもつ人がいなかったことから#(ハッシュタグ)をつけて情報収集をしていました。未知の情報、その道の人、イベントなどを知ることができ、当時とてもワクワクしたことを覚えています。
ソフトバンクの孫正義さんが「Twitter は聞くと答えてくれる外部脳のようだ」(表現は違っているかもしれませんがこういった趣旨のこと)とツイートされていましたが、事業家やスポーツ選手、俳優や作家などの著名人の「つぶやき」や発信をとても身近に受け取ることができたのは衝撃的でした。
告知されていたイベントに出かけて友人になった人もいて、宝の源泉のように感じて使用していた時期もあります。
Facebook/Instagram
日常的に使っているFacebookやinstagramは日記のように記録したものを公開するほか、友人、知人らが公開したものを見て一緒に喜んだり怒ったり笑、行きたいお店やスポットなどはメモするなどの情報収集に役立てています。
unicareerでもFacebookページを設定しておりブログやイベントの告知に活用しています。
投稿時には最低限ながら著作権、肖像権への配慮、嘘や不確かな情報を流さないこと、自分以外の人のことについて触れる際には誹謗中傷は言語道断、いいこと以外は投稿しないように気を付けています。PRやお願いばかりにならないようにも少なからず配慮はしています。
SNSでの振る舞いに苦言を呈されたら、どうするべきか
・「あなたの投稿、自慢しているように見えるから考えた方がいい」と言われた
・「あの人の投稿は不愉快だと思いません?」と同意を求められた
時々、身近で繰り返し話題になるものです。
対処としては、どこが自慢げに見えるのか、どこが不愉快と感じられてしまうのかを聞いて修正すべきを修正する、以降は気を付ける…ということなのでしょうが、私はズバリ一言、その誤解は無理に解かなくていいと思うのです。
その注意を聞いてハッとして「そんなつもりはなかった、気づけて良かった」と感じるならそれで良いでしょう。
ただ、ビジネス上の少々気負ったメッセージであっても、気を抜いたプライベートなものだったとしても、すべての受け手の気持ちまでコントロールはできません。人は自分とは違った経験や知識、感性で受け取るわけで、誤解するもの、されるものと思っておいた方がいいと思うのです。
もちろん多くの人に思いは伝わってほしいし誤解されたくなどありません。特に近い人や信頼する人から指摘されたら「そうではなくて!」と誤解を解きたくなるでしょう。
- 「上から目線的ですよ」と言われてハッとする自身のスタンスの問題。
- 「そういう内容は自慢に見える」という内容選びや表現力の問題。
もう一度、見直してみてコトが大きくなるようであれば対処必須ですが、基本的にはそのまま修正なしでいいのではないかと思う昨今です。
それは相手の感性だから。
- そんなつもりじゃなかったのに、喜ばれて困惑すること。
- 相手のいつもの一言が心に響くこと。
逆も然り。意図と反応は狙ったどおりばかりではないですよね。
あなたの「好き」に共感する人がきっといる
相手に好印象を持ってもらいたい、自分のことを誤解されたくないという気持ちは重々理解できます。でも、口に出してみたら相当に誤解しあっていることがあるかもしれないと思いませんか。
自分らしく居たり、発信したことが相手に受け入れ難いことだと知らされたとき、ちょっと理解、納得できないようであれば「それはその人の感性だから」と平常心で捉えられたらいいと思います。
「周囲から横柄に見えるよ」と助言くれている人が「横柄だ」と個人的に受け取っていることがあります。あなたの存在を疎ましく思って足を引っ張りたいがために進言してくる場合もあります。参考にはしても一意見で自分を変えるほどのきっかけにする必要はないと思います。
誰もが親切であなたのことを思って言っているとは限らないので、気にし過ぎを止めましょう。ユニキャリアのwebサイトのTOPにも書いています。
「もういいじゃない、好きにしても」
それがあなたです。好きにしてください。その好きを好きな人がきっといます。
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