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「一年の計は元旦にあり」とは本当か

今年も300日を経過し終盤になってきたと認識すると、何か心がざわついて焦りを覚える人も少なくないのではないでしょうか。

「一年の計は元旦にあり」と年始にいろいろと 1年を展望して考えた、または企画したことと現実の状況とに差があるからに他ならず。

「本来ならここまでできているはずだったのになぁ」
「あれがこうならなければクリアできていたのに」悔やむ声が漏れるケースもあれば

「そうだった、これ目標にしたんだった。忘れてた!」と着手すらできていないことに直面する方があるかもしれません。

さまざまな環境の影響や自分の心の変化があるので当初の想定と違っているのは織り込み済み。個人的には思ったようになどほとんどならないと考えています。しかし、せっかくなら願いは叶った方がいいに決まっています。少なくとも計画や願いとのズレは、成功体験を逸するだけでなく自己効力感を低くする可能性もあるので、定常化しないようにしたいものです。

気持ちよく1年を過ごすために有効な考え方

そろそろ来年の手帳などを手に入れた方もあるだろうこの時期に、まずは今年をより気持ちよく終えること、そして来年も(来年こそ)いい年にするためのTips(ちょっとした工夫)をお伝えします。

1. 「一年の計は元旦にあり」を疑う

初めの計画や準備ができていないと物事はうまくいかないという諺を否定はしません。しかしこの段階は「できたらいいな」「欲しいな」「こうなったらいいな」とワクワク妄想が広がるとき。ゴールへの道程、プロセスをどう踏んでいくか考えるのには得手不得手があるでしょう。まずは大きな目標と、ちょっと背伸びを含んだステップ・バイ・ステップの道のりを描ければ「計」としてはOKだと思います。

ただ、これがしっかりできれば成果に繋がるわけではないというのを力説したくて『「一年の計は元旦にあり」とは本当か』という問いを投げかけています。

私たちは日々幾つもの選択をしています。

  • 「お腹が空いているけれど何かを食べるか食べないか」
  • 「眠いけど仕事を続けるか少し横になってしまおうか」
  • 「連絡がない相手に確認のメールを入れるか入れないか」

実際にはどちらかを選択するという部分はショートカットされていて「する」「しない」が実行されています。そしてそれは自分にとっての「最善」の選択です。

「やりたくないことをしている」「言われたとおりにやってるだけ」といった不納得なことでさえ「やらない」という選択をするよりも「やる」という選択をすることで成果や評価につながる、怒られないなどの結果を見込んで選択しています。

つまり、やらなかったのもできなかったのも、それらより自分が選ぶことで得られる「よりよい結果」に時間やお金、自分のスキルを費やしたということになります。この状況に違和感があるとしたら、選択を誤ったのかもしれません。

2.リフレクションの効力を信じる

リフレクションは振り返り、内省、省察という意味の言葉です。人材育成の分野では「自分自身の仕事や業務から離れて仕事の流れや考え方・行動などを客観的に振り返ること」として使われます。

自分の行動や経験の本質を見出すことにより行動の改善を図っていくアプローチです。

これはとても大切なことです。自分の目標や期待と実際を振り返り、行動したことや考えたこと、感じたことや判断したこととを結びつけて認知していくことは上記のできなかった、やらなかった背景を理解することに繋がります。

未達成やトラブルの渦中だったとして、それらは努力が足りなかった、資金が尽きたからだけの理由で語れるばかりではないでしょう。ましてヤル気といった精神論で改善は図れません。

リフレクションの機会は自分を客観視する機会とも言えます。マンツーマンのセッションやグループディスカッションという方法なども活用し、手ごたえを感じながらゴールに向かう手助けとなるはずです。

3.ピアプレッシャーの力を借りる

仲間を意味する「peer」と圧力を意味する「pressure」が組み合わされたこの言葉。「同調圧力」とも訳されネガティブに使われることがありますが、皆で足並みを揃えようと周囲に配慮する「緊張感」という側面もあります。減量したい仲間が LINEグループで食事や補食の内容と体重報告(+0.2㎏とか-1.1kgなど)をするだけで成果につながるなどその事例は身近にたくさんあります。

ユニキャリアが運営する「未来航路塾」で毎日投稿する『Three good things』(以下ブログ参照)も仲間がいることで継続できている一面があります。一人で日記のようにメモすればいいものでもありますが、仲間も書いている、仲間からの反響がある、そんなことが継続に拍車をかけているように思います。

うまくいかなかったり挫折したり、そんなことの繰り返しの中でも歩みを止めることなく進める強い精神力がある方以外、私のような意志薄弱の方は少しの緊張感あるピアプレッシャーの力を借りて前進するのがおすすめです。

2022年も終盤。少し先の未来を見つめて

改めて年初に描いた思いを巡らせてみましょう。あと数週間、いや、まだ数週間あります。
やりたいこと、欲しいこと、在りたいと願ったことに今からでも着手したり近づけるアクションを起こせるものはありませんか。

またそんなことを考えていると「来年は」という思いも頭をもたげてくることでしょう。
「一年の計」に取り組む際に忘れ落ちないようメモして、来年も想いや期待を一つでも実現できる年にできることを期待しています。

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