BLOG

スタートラインに立つ
あなたへ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ミドルシニア
  4. 出会いを「縁」にするちょっとした工夫

出会いを「縁」にするちょっとした工夫

自覚はないのですが、知り合いが多いと言われます。

営業のような仕事をしているわけではないので、ビジネス上で名刺がコンスタントに増えていくことはありません。コロナ禍でイベントの機会が少なくなり、知り合う人数は減っているように思います。

長生きしているぶん総数はそれなりにあるかもしれませんが笑、記憶の整理ケースから情報を取り出せるかどうかはかなり怪しいもの。引き出せない人数も入れれば、誰しも年齢相応の知り合いがいると言えるのではないでしょうか。

「縁」は自ら繋いでいくもの

袖振り合うも他生の縁

知り合いの数について考えてみました。

名刺交換や挨拶しただけの人は知り合いとは認識せず、心理的ハードルをそれほど持つことなく連絡ができる、連絡された相手も自分のことを(ハッキリかどうかは別として)どこの誰だったか程度はわかるという関係性とします。

つまりこういうことですね。

(知り合いの数)=(出会う人)―(やりとりが発生しない人、認識できない人)

知り合いの数が多いということは、出会う数が多いか、やりとりが発生しない…つまり離脱してしまう数が少ないことだといえます。

前述のとおり私は出会う数はさほど多くはないと考えています。しかし仮に「知り合いの数が多い」とすると、それは何らかのやり取りをしているために離脱が少ないということが理由かもしれません。

昔から「袖振り合うも他生の縁」を意識をしています。生きている間に出会うという縁は偶然の流れではなく深い縁によって起こると考えているのです。

「せっかく出会ったのに1度っきりの縁だなんてもったいないなぁ」という姿勢が、「やりとりを発生させ、認識しあえる関係性をつくる」思考のベースと言えるかもしれません。

名刺交換と初対面で得られる情報量

突然ですが「フォトリーディング」をご存知ですか?写真を撮るように本の情報を脳に送り込む速読術です。20代の頃にはフォトリーディングのように名刺交換して一見した情報がスッと頭に入っていて、次にお会いした時にはオフィスのおおよその住所なども記憶に残っているようなことがありました。

その時の話題も比較的明瞭に記憶していたので「前に話したかもしれないけれど」と前置きをすることも「ごめんなさい、話したんでしたね」とお詫びするようなこともありませんでした。努力によらず発揮していた能力は年齢とともに低下し、今では前日にお会いした方のお名前すら思い出せないことも・・・。記憶で頭を使うより記録で手を使いアプリ(eight)を活用して補っています。

名刺を写真で撮って登録すれば名刺のデザインとともに文字情報がデータ化されます。名まえだけ思い出して社名が思い出せない場合、オフィスのある地名だけが頼りの場合にもアプリ内検索で情報に辿り着けるのは本当に助かります。思った時に連絡ができ、やりとりを生み育てる貴重なツールです。

ただ、eightで困るのはメモ入力をしていないため名刺情報以外の情報がないということです。連絡をしたい場合、また連絡いただきながら思い出せない場合、名刺交換の時期や名刺のデザインだけでは記憶を呼び戻せないことがあります。

次の機会に繋がるための「情報」を埋もれさせない工夫

ここ数年、そんなことにならないようにお会いした方とはできる限り直後にメッセージのやり取りをするようにしています。

  • 「~の件でお会いできたことについてのお礼」
  • 「~の会で〇〇についてお話したことは面白かった」

などです。

そうすることによって数年後に連絡しようとしたり、連絡をいただいた際にメールやメッセンジャーの検索から当時を呼び起こせるからです。よほどやりとりが希薄でない限り、思い出せます。

FacebookのMessengerであればお顔がわかり、その他の情報も得られて相手の方の記憶を鮮明にします。そういえばビジネスメールを使う前には、繋がりたいと強く思う方へハガキをお送りしていたことを思い出しました。

その他で意識しているのは、お会いした際にできる限りその人に関するたくさんの情報交換をするということでしょうか。

好きなこと、取り組んでいること、仕事のこと…。情報のやり取りが多ければ多いほど人間関係を近くする「共通点」が増えて互いの心理的距離を近くします。

そのときの心の呼応が文字情報だけではない記憶として心に残り、連絡しあった時に反応することに繋がるようにも思います。

出会いの半分は未来に続く「縁」に

名刺交換しただけ、どこかでお会いしただけで繋がる関係はそう多くないでしょう。繋がりを求めるのなら、やりとりを生むきっかけ、つながる行為が必要です。

私は経験上、名刺交換をしたり会話をしたうちの半分くらいの方とは、何かしらその後のご縁が続くような印象です。

ぜひ出会った時の情報交換の内容を工夫してみましょう。お付き合いの「糸」が続くきっかけを見つけ、紡ぎ出す働きかけを自ら行っていくのをおすすめします。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事