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ミドルシニアも自身の探究心を大切にしよう

今日は埼玉県にある進学校で開催された「第1回 総合的な探求の時間 合同発表会」に参加してきました。

この高校を始めとして「総合的な探求の時間」に伺っているのは、以前に本ブログでもご紹介した「近未来ハイスクール」という取り組みの一環。「”変人である職業人”と”学生・先生”を繋ぐことで未来につながる行動変容のきっかけを作る」ことを目的とした本プログラムについてはこちらのwebサイトをご参照ください。

2021年10月15日公開ブログ: 社会で生かす学びは社会と繋げて展開しよう〜とある高校生たちとの出会い

第1回 総合的な探求の時間 合同発表会へ論評のために参加

今回は、合同発表会での変人による論評という役割で参画しました。誤解のないように再掲しますが、近未来ハイスクールにおける変人とは「変わり続ける人」「変革を起こす人」「エッジのたったプロフェッショナル」を指しています。

高校生の「総合的な探究の時間」とは

ここで、高校の「総合的な探究の時間」について少し。学習指導要領の改訂により高等学校においては、これまでの「総合的な学習の時間」が2022年度から「総合的な探究の時間」に変わります。日本教育新聞によると教科や科目の枠組みを超えた課題に取り組む点は従来どおりながら、自ら探究するテーマを設定する点に重きを置いており、「学習」という言葉が「探究」に置き換わることで実態は大きく変わりそうとのことです。

文部科学省による高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)における「総合的な探究の時間」についての記述を確認してみます。

第1 目 標
探究の見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,自己の在り方生き方を考えながら,よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)探究の過程において,課題の発見と解決に必要な知識及び技能を身に付け,課題に関わる概念を形成し,探究の意義や価値を理解するようにする。
(2)実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,まとめ・表現することができるようにする。
(3)探究に主体的・協働的に取り組むとともに,互いのよさを生かしながら,新たな価値を創造し,よりよい社会を実現しようとする態度を養う。

まさにVUCA[Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)]の時代と言われて久しい昨今の社会で生き抜くために必要な力を育む取り組みの一つと言ってよさそうです。

学問・技術などをまなびならうこと、学校で系統的・計画的にまなぶことを指す「学習」ではなく、物事の意義・本質などを探り見極めようとする「探究」、あることの本質を見極めたい、理解したいと探る「探究心」を養う挑戦が始まっているというわけです。

自身の興味に、社会問題に、真摯に向き合う眼差しの眩しさ

8つの発表は大きく分けて2種類あったように感じました。ひとつは個人の興味関心を掘り下げた探究、もう一つは社会問題について複数人で取り組んだ探究。個々人での問題意識をもとに考え、議論し、仮説を立てての調査、実証実験、インタビューなどを通じて丁寧に作り上げられたそれは、パワーポイントでわかりやすくまとめられ、英語でのプレゼンテーションも含め誰もが堂々としたものでした。

発表後、同行した変人仲間の増井さんとともに何人かの生徒と話しました。エンジニアで有名な増井雄一郎さんは多角的な視点を持つ「Product Founder」として、まだ見たことのないプロダクトを創っていきたいと活躍されている方。生活の便利を実現したいとまっすぐに語る高校生には、具体的な開発の話も学生起業して以来の働き方もきっと目指す未来に役立ったはずです。

ダイバーシティに関心を持ち将来は法学を学びたいと考えている生徒と、海外とのコミュニケーションに興味がある生徒のペアは「技能実習生のリアル」をテーマに発表していました。なかなか現場の実態に肉薄できないながらも企業訪問できたこと、垣間見た社会の一部。今もモヤモヤすることなど……。

この探究が将来のしたいことに繋がるテーマであったこと、先生の助言をもらう場面はあったものの、ほぼ生徒だけで活動したことを語る彼らの姿は、ミドルシニアの私たちの目に眩しく映りました。

いくつになっても内なる「探究心」を大切に

皆さんはどんな探究テーマを持っていますか。

知りたい、本質的なところに辿り着きたいと探究することは人間が自然に持つ欲求です。仕事で取り組むこと自体が自らの探究になっている方もあるでしょうし、プライベートでの充実に繋がるテーマに取り組んでいる方もあるでしょう。

一方で、そんなことは考えたことがない、見つからないという方もあると思います。前述したように探究心は好奇心とセットで誰もが持っているものです。気になることを掘り下げて「わかるようになっていく」ことは、長生きしてきているミドルシニアだからこその知識や経験、ネットワークを駆使しての楽しみがいがあると思います。

さらに目線を上げて、冒頭に引用した「総合的な探求の時間」の目的の(3)で表されている「探究に主体的・協働的に取り組むとともに,互いのよさを生かしながら,新たな価値を創造し,よりよい社会を実現しようとする」に挑戦するのも豊かな時間だと言えるでしょう。

ユニキャリアで運営する未来航路塾にも取り入れたい楽しみを見出した貴重な機会となりました。

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