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【書籍紹介】定年前、しなくていい5つのこと

学校を卒業後、一直線に仕事をしてきた方ほど50歳前後になるとモヤモヤしてくる「定年後」。今のうちからアレをやれ、コレはやめろ!などと煽る言葉も目に入ることが多くなって心配や不安が大きくなりつつある方にオススメしたい本をご紹介します。

【定年前、しなくていい5つのこと】大江英樹 著

著者は38年勤め上げた会社を定年退職後、起業された大江英樹さん。

数年は仕事がなかったというのが信じられないほど、昨今では定年後についての発信をあちこちで目にするご活躍の方です。ご自身の実際の体験を通して「定年の常識」にダマされるな!という副題をつけて刊行されています。

第1章  お金の心配、する必要はナシ!
第2章  サラリーマン脳は捨てよう!
第3章  夫婦で旅行なんていかなくてもいい!
第4章  地域コミュニティとは付き合わなくてもいい
第5章  趣味がなくても一向に平気!
第6章  でも、これだけはやっておこう
第7章  人生は60歳からが面白い

セカンドライフセミナー等で伝えられる内容が、まったく役に立たなかったという実体験から、あえてこういった構成を持ってきているように思われます。本質的な意味とともに具体的アクションが提示されていて親しみやすい内容です。

お金がなくては始まらない・・・?

著者はもともと大手証券会社で個人資産運用や企業年金制度のコンサルティングなどに従事されてきた方です。得意分野として「お金について」を第1章に挙げられているのかもしれませんが、「お金がなくては始まらない」と心配しがちな読者を落ち着かせるための位置づけかもしれません。データを紐解きながら「(過度な)お金の心配をする必要はないが、これまでとは違うお金との付き合いが必要」といった指南が展開されています。

著者は、一貫して「会社員人生で失った自分を取り戻そう」と言っているように思います。ただし、これまた勉強時の教科書や参考書のように語られる「これからは夫婦で仲良く」「地域と繋がって」「もてあます時間を費やす趣味などを持ちましょう」はクソ食らえ!と(…こんな言い方はしていませんが笑)その理由を説明します。

少しムリめが良いのかもしれない

さらに独立されて以降の経験から「リスクを取らないと人生は面白くない」と展開します。わたし的に説明すると、たぶん自分のことを好きだろうなと思っていた相手と付き合うのと、自分のことなど知られていない、興味関心も持たれていないだろうと思う相手を好きになって、結果付き合うことになったときのプロセスとその後の違いといったところでしょうか。

後者は関係を構築、継続させるための緊張感や気配りは計り知れないし、ハラハラドキドキイライラの辛さなども相当あるはずです。それにも代え難い心の充足感、面白さ…はるか遠い恋の話と読んでも、これまでの仕事上の取引先とのことと読んでいただいても自由ですが、少しムリめがいいのは、恋も仕事も筋トレも一緒ではないかと思いますがどうでしょう。

会社人間としての成仏を

これまで「仕事人間」だった人、いや「会社人間」だった人はスタンスから行動から真に振り返ってリセットすべき、「会社の成果に貢献する人生」から「自分が幸せになる人生」へと目的を置き換えることをすすめています。

ちなみにこのリセットを「会社人間としての成仏」と表し、これを早くできた方が幸せだと断言しています。言い得て妙です。これができないと「元○○」「前はこういうことをしていたんですけど…」と過去で自分を語ることになります。今を生きているのに過去の自分で自分を表現するのは、まさに時代に逆行、実は不自然なことだと思いませんか。

「自分が幸せになる人生」へ

時間は未来から流れて来ていて、私たちは未来を向いて歩いています。自分を表現するのは未来型…そうです。ユニキャリアが提唱する未来型プロフィールや未来型自己紹介で、今この瞬間から進む時間を意識した自己表現をしていく(できる)人のお役に立ちたいと再認識したのはこの辺りのくだりです。

ユニキャリアでは【人生の後半戦を自分の手で】とメッセージしています。著者が末尾に書いているように誰にとっても共通な「定年対策」などなく、まして「こうすべき」も「こうであらねばならない」もありません。

ひとり一人の命のタネが違います。それぞれがどんな種類の花でいつ咲くか、特性も違えば環境や刺激となる経験も違い、100人いれば100人の生き方があるわけです。誤差があってはならない工業製品とは違います。

自分という花をのびのびストレスなく咲かせられることを、自分でなんとかしていくことを楽しむことそのものが人生と言えるのではないでしょうか。

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