BLOG

スタートラインに立つ
あなたへ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ミドルシニア
  4. 高齢社会のミドルシニア。自分らしい人生の居場所探しを楽しもう
大空へ翔ぶ

高齢社会のミドルシニア。自分らしい人生の居場所探しを楽しもう

高齢者の4人に1人が働く時代

昨日は敬老の日。

9月19日付けの日本経済新聞によると、2021年9月15日時点の人口推定では65歳以上の高齢者人口は2020年より22万人増えて3,640万人、総人口に占める割合は0.3ポイント伸びて29.1%と過去最高を更新し、就業率は20年で25.1%と9年連続の上昇となったとのことでした。記事をご覧になった方もあると思いますが、高齢化は予定通り、ぐんぐんと伸びているのが伺えます。

(2021.9.19 日本経済新聞より引用)

これによると、働く高齢者は数も割合も増えており、65歳以上の就業者数は906万人と17年連続で伸び、15歳以上の就業者数に占める65歳以上の割合は13.6%と過去最高。ちなみに過去に目を通した資料では、就業している高齢者の半数は企業に雇用されていて、そのうちの8割近くが非正規とのこと。定年前の会社または会社グループで働き続ける方が多いようです。

こういった時代背景のもとで、定年前のフィナンシャル(退職金運用)内容が中心だった50代向けの研修は、働き続けるための研修に移行しています。

やりたいことは特にない。今後のことを考えてみようと言われても思い浮かばない

さて、そんなミドルシニア向けの研修に携わった数年前のこと。

「定年後についてどんなイメージを持っているか」という問いに戸惑うある参加者は、「やりたいことは特にない。今後のことを考えてみようと言われても思い浮かばない」と答えました。

そこで、どんな毎日を送っているのか、今の仕事に就いたきっかけや仕事への想い、趣味や探求していることなどを質問しました。

-家族は共働き(パート)の妻と猫一匹
-給料がよくて入社、仕事だからやっており、やりがい云々はあまり考えない
-平日は出社して帰宅、外食して帰宅することは月に1回あるかないか
-週末は、妻と一緒に掃除や買い出し行くなどの家事、その他は家で読書や映画を観る
-趣味は旅行、行き先は妻が企画したところ
-学生時代の友人らとは年に1、2度、食事に行くことがある

その研修の目的は、社員一人ひとりに自分の人生のレールを再確認してもらうことでした。

さらに「新入社員として入社後は、会社のレールに乗ってきてもらったが、定年退職後は個人が自分の人生のレールを進むことになる。行き先がクリアであればあるほど、将来への不安が払しょくされる分、現在の仕事にも注力できるだろうし、今から準備すべきことに取り組むことができるだろう」というのが、当時の人事部長の思いでもありました。

研修終了後、その方から声を掛けられました。「どうしたら定年後のイメージを持てますか?」これまでどおりに仕事を与えられるなら、これらへの答えを持たなくてもいいと言えるかもしれません。しかし、知力、体力をこれまでどおりに発揮して成果を出し続けられるか、そもそもその仕事は社会で求められて存在するのかという問題があります。

「会社は、自分が思うほど自分のことを思ってはいない」とは、以前のブログでもお伝えしたとおりです。実際のところ企業人事では、60歳以上のマネジメントには慣れておらず、どう扱ったら双方にとっていいのか、経験もほとんどなく手探りなのです。そんな状況の中で、自分の人生を会社任せにするのって怖くないですか。

役職定年前後・60歳のあなたへ、チャンス到来です

そして、これは考えようによっては”チャンス到来”です。役職定年前後、または60歳を境に「どうしたいですか?」と所属する会社に問われるのであれば、自身がやりたいこと、得意なことを主張してみてはどうでしょうか。

もちろん、それが通用するかどうかはわかりません。でも、現状では与えられた仕事で、給与は半分くらいになる非正規です。仕事だからと割り切って嫌なことをするよりも、自ら選択した方が、自身にとって良い時間を過ごせるのではないでしょうか。

相手が最善策を持っているなら「何を言ってるんだ!」となりますが、相手も試行錯誤中なら「そうなんですね、では」と自分の希望の道に進めるかもしれないわけです。さらに言えば、その場で選びたいものがないのであれば、選べる場所に移動するという選択肢もあっていいと思います。

そうはいっても、先の研修の参加者の方のように「どうしたいか」が見えていないと選びようも主張のしようもありませんね。そのために、見つけるための一歩を踏み出すことをオススメします。

どういう仕事があって、どういう人と働くのが自分にとって気兼ねなく、心地よいものか。どんな仕事で役立ち、成果を出せるか。自分以外の多くの人に接触し、会社に限らずお店でもボランティア活動でも、なにかしら仕事がまわっている現場に飛び込んで、観察し、感じ、考えてみることです。一見無駄と思われることですが、社会での活動を知ることで、自分の立ち位置を見つけることができるでしょう。

会社では席を与えられた「椅子」。今後は自分でそれを探していく必要、いや、楽しみがあります。当面はオンライン中心とは思いますが、いつもの生活圏や関心ごとから、少しだけでも外にはみ出して行動してみると、そのヒントを手繰り寄せられると思いますよ。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事