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あなたの「根っこ」にあるものは?ユニークポイントを言語化しよう

私がなぜ「ヒト、モノ、コトのユニークポイント」を見つけられるのか

自己紹介に「ヒト、モノ、コトのユニークポイント(特異性)を見つけることが得意」と記載していると、挨拶もそこそこに「私のユニークポイントって何だと思いますか」と聞かれることがあります。残念ながら、これは無理な相談です。私は、占い師でもリーディングができるわけでもなく、その人の過去の経験や蓄積したスキル、いま考えていること、そして今後についての話を伺っていくなかで、「この部分が尖っているな」「この人にとっては、ここが軸なんだろうな」というのが見えてきてお伝えしているに過ぎないからです。

どうしてこれができるのかと考えると、それは社会に出てから結構な人に出会ってきているからではないかと思います。それも異業種、異職種での転職10回以上を誇る(?)私です。籍を置いた業界、会社、そこで働く人たち、クライアントとして関わった方々、取引先など様々な職種、立場の方々に会ってきました。

さらに興味関心を持った人や場所、ものがあれば会いに行く、何時間も話しを聞かせてもらうなどが「好き」ときています。私の中の出会った人データベースが反応し、無意識のフィルターでユニークポイントを即時に見出せているのではないか、そんなふうに思います。また、企業や商品の独自性を戦略や戦術に反映する仕事をしてきたことも、それらの抽出に役立っているかもしれません。

人を見るときのポイント〜経験やスキルを表面上で捉えない

一方で、「自分の特長がわからない」「どんなことで副業できるかわからない」というご相談もよくいただきます。ある意味、その人のユニークポイントを見出すことが助けとなる悩みです。そのため、私の人の見方のちょっとしたポイントをお伝えしたいと思います。それは、経験やスキルを表面上で捉えないということです。

たとえば、下に木の絵があります。大きく根を張った枝ぶりのいい木です。人に例えると、営業成績が一番だ、秘書として優秀だ、管理部門をしっかりまとめているといったような、目に見える成果や状態です。

木の話に戻しますが、この木をどこかに植え替えることになったとします。

丁寧に掘り起こして移動したとして同じように育ち、成長するでしょうか。するかもしれませんし、土や気温などの環境変化が合わなくて、枯れたり根腐れなどを起こしてしまうかもしれませんね。ましてや植物の植え替えをしたことのある人ならわかると思いますが、植え替え時に根っこを痛めてしまうと、これまでのように育てることに苦労します。逆に、地表の葉っぱや花は少しくらい落ちても、根っこがちゃんとしていれば、修復されていく確率が高いです。

木や植物の根っこは、縦横に絡まりながら伸び、血管のように全体が繋がりながら水や栄養分を吸い上げて地表の葉や花に届け、さらにそれらを支える役割を持っているというのがわかります。

この根っこを人に置き換えると、それらは価値観や性質、嗜好やこれまで身を置いた環境や感受性、そして過去の経験やスキルなどにあたります。これらの根っこがあって、今わたしたちは地表にあたる社会で立っています。ビクともせずにしっかりと立っているか、しなやかに揺れながらも根っこはびくともせずにいるか、少しグラグラしているか…。つまり、自分がどんな枝ぶりでどんな花を咲かせているのかは、この部分に因るとも言えます。

自分のユニークポイントを大事に、言語化してみよう

今日の問いに戻りますが、「自分の特長」「副業で活かせること」というのを、地表のこれら枝花だけで見ると当り障りのない表現になったり、らしさを表現するのに行き詰りがちです。見えるものだけがそれらではないからです。「なぜあなたなのか」「なぜ私ならできるのか」というのは、その環境の中で、枝葉を支える根っこの力=根っこ力ともいうべきものとセットで語りたいものです。

この根っこがどんなもので構成されていて、どういう環境の時にいい枝ぶりをつけて花が咲くかがあなたの特長であり、副業で活かせることです。そして、これらを自覚できれば、さらに伸び伸びと花咲くために今の環境をどう整えるか、植え替えするときにもどんな環境にすればいいかがわかります。

私たちは植物とは違って、地表で枝葉、花の種類を変えることができます。その場で違う枝葉をつけることもできれば、自ら移動して環境を変え、同じように咲くこともできれば違う花をつけることもできます。そんな自分のユニークポイントに注目し、言語化して共有できれば、さらに自尊心や自己効力感を高められるとともに、社会で互いをもっともっと活かしあえる一助になるのではないかと考えています。

このユニークポイントの掘り起こしと言語化、これが「未来型プロフィール」です。今年最後の講座は11月に開催予定です。お申し込み受付中ですので、ピンときた方はお早めにお申し込みくださいね。

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