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そのプロフィールは「本当の役割」を十分に果たせるものですか?

前回、未来航路への第一歩〜今年のうちにキャリアの棚卸しをということで、やりたいことを見つける手掛かりを探すため、見つけたやりたいことを実現していく手助けとなる「未来型プロフィール」について書きました。今日は改めてプロフィールそのものについての考えをお話します。

プロフィールの目的

まずは素朴な問いを一つ。

プロフィールって、何のためにあると思いますか?

私の周囲は、こう答えました。

「就職や仕事、婚活で選んでもらうために自分を紹介するものですよね」

便宜的にプロフィールを履歴書、職務経歴書含んだものとして捉え、改めて問います。

あなたにとってプロフィールは何のためにありますか?それはどんなものですか?

さらに掘り下げていきます。ペーパーのプロフィールを書くことも手にすることも少ない昨今ですが、あなたのそれについてイメージをしてみましょう。深呼吸してください。腕を伸ばして紙面を遠くに置いてください。俯瞰して目を通す感じです。

・その紙面のプロフィールを見たあなたは、どう感じていますか
・その姿が目に浮かんで動き出す感じがしますか
・「なかなかいい、期待できるな」という内容になっていますか
・知り合いが見て「これ、あなたそのものだね」とわかるものですか

何が言いたいかというと「そこに自分はいますか?」ということです。

どうありたいか、どんな未来を望んでいるかを自らに問い、言葉にしよう

私はプロフィールを、その人の在りようとともに、これから始まる相手とのやりとり(仕事、つきあい)を自分の願うように近づけるよう言語化したツールだと考えています。一般的な“過去のスキルや経験、実績を存分にアピールする”プロフィールとは一線を画しています。

したがってこういったプロフィール、つまり未来型プロフィールを書く前にすべきことは、自分自身がどうありたいか、どんな未来を望んでいるかを自らに問い、言葉にすることです。どう書くのかなんて後の話。まずはプロフィールで、どんな自分を表現しようとするかの骨子が肝心です。

従来のプロフィールに見られがちな傾向

①歴史の自分をしっかりかくもの

従来のプロフィールの中身といえば、履歴書と職務経歴書を指します。どちらも「歴」の字がしっかり挟まっていて、あたかも歴史をしっかり書くべきといわんばかりです。しかし、ここは声を大にして言いたい。片手落ち、いや肝心落ちです。

常に未来を妄想している子どもや、未来に賭けるスタートアッププレイヤーのような方以外は、過去の自分の延長で未来を語る傾向が強いように思います。でも、これから話を始める人とは過去の話より今、そして未来のほうが大事だと思いませんか。

②相手との接点に寄せすぎている

もう一つの特徴は、自身の在り方よりも、相手(企業、案件、婚活)との「接点」を探して寄せていく、寄せすぎな傾向です。

「プロフィールはそういうもの。そんなにこだわって書かなくてもいいでしょう。本当のところは会って話せばいいわけで」なんて声が聞こえてきそうです。その気持ちはよくわかります。私もそうでしたから。「会えば分かってもらえる(はず)」ですよね。

でも、興味を持ってすらもらえない人に「会って話す」機会は来ないのです。食べてもらえばおいしさが伝わるという菓子店があったとしても、「美味しそう、どこで買えるんだろう」と興味をもってアクセスしてもらえなければ売れないのと変わりありません。

プロフィールで未来を引き寄せる

たかがプロフィール、されどプロフィール。

プロフィールは誰かに見せるあなた自身です。プロフィールという一次情報が第一印象となり、相手と会えるかどうかが決まります。さらに、どんな未来に向かって自分がベクトルを向けていくのかによって、そのベクトルをキャッチしてくれる相手も異なります。だからプロフィールをもっともっと大切にして戦略的に活用してほしいです。

自分の在りよう、引き寄せたい未来を定めて、その結果、選ばれるプロフィールに整えていくのが未来型プロフィールです。プロフィールは欲しい未来を引き寄せるツールとして活用できます。誰もが今この瞬間から未来を歩んでいます。過去に向かって歩くことはそもそも不可能です。

どっちにベクトルを向けて、あなた自身を描きますか?

未来は向こうから来るものか、自ら創るものか。自ら創るというところにあなたがピンと来るのなら、未来型プロフィールはきっとお役に立てるはずだと考えています。

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