やりたいことがないって本当?見つからないのには理由がある
「“やりたいこと”があるが通ります!」って大きな顔をしすぎじゃない?
やりたいことがない
やりたいことがわからない
やりたいことがある人が羨ましい
能力がないからやりたいことがない
でも、なんかやりたい
こういう話ってよく人の口に上りますね。さらに昨今では、「やりたいことをやろう」とか「やりたいことを仕事に」なんて言葉がよく聞かれるようになって、やりたいことがあるのが標準で、それを語れないのは出直してこい‼的な空気すら感じます。ちなみに「やりたいこと」でググってみると、112,000,000 件もヒットします。気になる人が多いってことですね。
ちなみに私は、「やりたいことがない」ってことは”基本的にはない”と思っています。実は、冒頭の5つの呟きは以前の私のもの。今だから思う三つの理由をお伝えしてみたいと思います。
基本的に「やりたいことがない」はないはず。陥りがちな三つのパターンとは
「やりたいことがない」と思ってしまう背景を紐解くと、だいたい次の三つのパターンが見えてきます。
まず一つめは、「やりたいこと」と判定するレベルが高すぎる場合です。
やりたいこと、既に着手していることもある、さらに周囲からは「やりたいことやっている」という評価もあったりするのに、本人は気づかずに「ない」と捉えているというものです。確かに本人が自覚しない限りそれは「ない」のですが、やりたいことって、そんなに高尚なことではなくて、「没頭できること」「思わずのめり込んでしまうこと」「探求せずにはいられないこと」、さらに「ワクワクしちゃう」「いろんなアイデアが勝手に湧き出ちゃう」ものと捉えてみると自覚できたりします。
二つめは、やりたいことは「オリジナルで、自分発である」と考えている場合です。
「それって、誰々もやりたいって言ってたよね」と言われると、その言葉に意図がなかったとしても先を越されたような、マネをしたように受け止めてられているのではないかと考えてしまい、口をつぐんだり、やりたいことを頭の中で消去してしまったり。いや、いいんです。好きな人や憧れの人が楽しんでいるものを参考にするのもマネるのも。
三つめは、やりたいことは「自分の何かを叶えること」と思っている場合です。
やりたいことが実現するかどうかは別問題、後の話です。会社の目標管理制度とは違います。宣言したら実現度と実現レベルを評価される、そんなものでもありません。能力が…、お金が…、家族が…という前提条件なしに欲すること、それが「やりたいこと」。もう一つ、「自分の何かを叶えることではなくて、叶えたい人の助けとなることがやりたいこと」というのもありますね。
自分のやりたいことを叶えていくこと、叶えていくプロセスの中に幸福感の一つがあると思います。また、日常が楽しくなったり、励みができたりします。とはいえ、やりたいことがないと生きていけないわけではないです。無理にやりたいことを探して悩むことはナンセンス。それでもやりたいことを見つけたいのであれば、「やりたいことをみつけることがやりたいこと」くらいに構えてみてはどうでしょうか。
やりたいことの見つけ方
最後に、やりたいことの見つけ方について。先に書いたように、web上にそれはもう情報が溢れているので詳しくは書きませんが、2つのヒントを。
1. やりたいと感じたこと、本当はやりたかったのにできなかったことを見える化する
思い出そうとするだけでも思い出しづらい、我らミドルシニアです笑。
あ、これこれ!と気持ちが反応したときにメモしておくのをおススメします。さらに「それらを感じられたときに書こう」なんて考えていると、お怠けさまは一生書きたまりませんから笑、1日必ず1個以上を書くと決めましょう。
ある程度溜まってから俯瞰して眺めると…次にやりたいことが見えてくるのではないでしょうか。
2.上記1.をネタにして人に話す
「こんなことをして楽しかった」「こんなことができなくて残念だった」ということを、周囲に話してみましょう。できれば「なんで?」「へぇ、どういうこと?」と聞いてくれる人を相手に選んで、その理由や詳細を話す機会となるといいです。なぜ自分がそこに惹かれるのか、自分のツボに気づける可能性が高まるからです。
さらに自分が話した後に、「ちなみにあなたは?」と聞いてみると、類友のやりたいことに反応する自分と出会えるかもしれません。
おまけ
やりたいことは見つけるのではなくて、「~したいんだよね」「〇〇へ行ってみたい」「△△が欲しい」と自分が話す言葉の語尾に気づくことでもあったりします。もちろん、ユニキャリアで一緒に探すという方法もありますよ。
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