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本当の自分を取り戻す、一人の時間

毎週火曜日に発行しているメルマガで、私たちが元気に活力ある日々を送るためには「キョウイク」と「キョウヨウ」が必要であるということを書きました。

孤独ではない「一人の時間」がもたらすもの

「キョウイク」と「キョウヨウ」がシニアの「孤独」を防ぐ

「キョウイク」とは「今日も行くところがある」こと、「キョウヨウ」とは「今日も用事がある」ということで、これは「頭の体操」で知られる多湖輝さんが著書の中で紹介されたものです。

「今日も行くところがある」というのは「居場所がある」こと、「今日も用事がある」とは「することがある、役割がある」とも言い換えてみました。また、この話に重ねるように数年前の週刊誌の記事にあったシニアの心配3K「金」「健康」「孤独」というキーワードも紹介しました。

「キョウイク」ところ、「キョウヨウ」をすることがあることで、心配のうちの「孤独」を感じることを防げるのではないかというものです。

そんなメルマガにいただいた返信の一部をご紹介します。

自分自身、自らリタイヤ早めたわけですが、居場所と役割は、会社で働いてた頃よりはるかに増えたので、まさに、キョウイク、キョウヨウに 満たされた日々です。

(中略)

ギターもエアロフォンも絵描きも静的趣味としてやり始めたことに「一人の時間」が足りずに困ってるくらいです。おそらく、「一人の時間」と「孤独」は全く別物なんでしょうね。。。多様な領域で仲間がすごく沢山いるので「孤独」を感じることはなく、むしろ、それが多すぎるので「一人の時間」が足りないのかもしれないですね。。。

孤独とは本質的に違う「一人の時間」

一人の時間と孤独の違い。一見、状態は同じように見えて本質が違いますね。

孤独とは「仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。(デジタル大辞泉より)」

「独りぼっち」とは、何かを一緒にする仲間がいない人のこと。さらに友人がいない、交友関係がない、孤独な身の上のことを「ぼっち」という言葉で表現もされます。太古より群れで暮らす人間にとって、1人になることは仲間のいない寂しさとともに敵から身を守る命のリスクが高まることから不安を感じたりするという説もあります。本能的にも避けたい感情かもしれません。

一方の一人の時間。これは言い換えれば自分の時間とも言えます。人との間で干渉したりされたり、比較したりされたりは日常生活の中だけでなくSNSなどのオンラインの世界でも起きています。さらに人に合わせたり合わせさせられたりすることは自分のテンポを狂わせ、やりたいことができないことにも繋がりストレスの元凶にもなり得ます。

そんな状況をリセットできるのが一人の時間。「本当の自分を取り戻す」ためのものとして意識してとるようにすることが大切なように思います。

まずは自分と向き合う時間を。本当の自分を取り戻そう

では「本当の自分を取り戻す」とはどういうことでしょう。ひとことで言えば「自分の思うように生きる」こと、ひいては自分の人生に喜びや充実感を覚えさせることだと思います。

自分の思うようにと問われて、あれとこれ!と言える人は即座に取り組みましょう。やっている人はもっと楽しみましょう。もしも思いつかないならば、想い起すための時間をとることから始めてみませんか。

返信をいただいた方のように人と関わることで「孤独」を感じなくても「一人の時間」はやっぱり必要だと感じさせられます。

自分の好きなこと、やりたいことをし、健康であること。

さらにワクワクするような心が躍るような状態、嬉しさや笑顔に満たされるような時間を過ごすこと。

自分という器を満たせるのは自分だけです。「してもらった満足度」より「したいことをした満足度」のほうが充足感や幸福感が高いこと、言うまでもありませんよね。

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