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【未来航路塾活動レポート】初めての裁判傍聴(2022.1)

「未来航路塾」第1回 社会見学レポート

「未来航路塾」は、ユニキャリアによるミドルシニアの未来を再発見するコミュニティとして2022年1月よりスタートしています。

2021年は、「未来型プロフィール」という自分の未来展望を含めたショートストーリーを作成したメンバー(つまり講座受講者)限定で、1年間の交流コミュニティを運営してきました。今年からは内容を拡充し、メンバーも公開募集。仲間とともに共学(きょうがく)・共遊(きょうゆう)しながら、それぞれが自身の未来を拓いていくものとしています。

1月に行った出航(キックオフ)会で、「第1回 社会見学イベント」として提案したのが塾メンバーでの裁判傍聴です。

「未来航路塾って具体的にどんな活動をしているの?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、今後も可能な範囲で、活動レポートを発信していこうと思います。

第1回の社会見学は「裁判傍聴」へ

目的

社会見学の目的は未知の扉を開けて刺激を取り込むことにあります。初回は東京地方裁判所へ。コロナ禍での実施とあって感染対策から省庁内ランチ会は止めにして、傍聴のみとしました。

遡ること20数年前。研修講師をしていた当時にお取引のあった企業人事の方が、リーダー研修の一環で裁判傍聴&レポート提出をしていると話されていました。人間を知ること、物事の見方や捉え方、判断基準を振り返ることができるから一度行くといいと言われていたものの、なかなかその機会を持つことができずにいました。

今回、未来航路塾メンバーに弁護士の方がいたことから、案内を依頼できると計画。メンバーに告知すると、意外にも私同様に「行きたいと思っていたが機会を逸していた」という方ばかり。とにかく初回は何を傍聴するかよりも、傍聴そのものを体験することを重視して行ってきました。

ここで私同様に裁判所についてご存じのない方もあるかもしれませんので簡単な説明をします(聞きかじり)。

裁判所の種類

霞ヶ関には以下の裁判所があります。2つの隣接する大きな建物の中でエリアが分かれています。

  • 東京高等裁判所…控訴事件の審理
  • 東京地方裁判所…一般的にイメージされる裁判(民事事件、刑事事件)の審理  ★今回はこちらへ
  • 東京簡易裁判所…軽微(訴額140万円以下など)な民事・刑事事件の審理
  • 東京家庭裁判所…家事調停や人事訴訟の審理(離婚、相続など)

地方裁判所を訪れた理由

今回傍聴するにあたっては、弁護士の方から以下の助言をもらって地方裁判所へ行くことになりました。以下で使う「期日」は裁判用語として使用されているため、「案件」と読み替えると意味が通じます。

  • 家裁は内容的に身近ながら非公開の手続きが多いので傍聴できる事件がとても少ない
  • ニュースやドラマなどで観る一般的なイメージの「裁判」を取り扱っている地裁の期日が傍聴には適している
  • 地裁では、民事事件(金銭返還請求、建物明渡請求、損害賠償請求など)と刑事事件の期日が毎日開かれている
  • 尋問期日以外の期日は手続的なやりとりのみで数分で終わってしまうので、傍聴するのであれば尋問期日がいい
  • 民事の尋問は刑事に比べると少なめなのと前提事実が不明で話についていけない場合が多いため、刑事事件の尋問期日がおすすめ
  • ニュースになっているような事件でもない限り抽選などなく普通に傍聴できるが、コロナで傍聴席数が限られているので、参加者が分散して別期日を傍聴することになるかもしれない

日程が決まると「あまりに何も知らなさすぎる」とソワソワ。ググって見つけた以下の資料に目を通して当日を迎えました。※のちに裁判所で配布されるリーフレットと判明しました

・裁判所NAVI(裁判所ってどんなところ?) ・法廷ガイド (傍聴する前に知っておこう)

当日、現地で傍聴する「期日」を選択

まず裁判所の入り口で荷物検査をして入所します。コンサート会場のような目視ではなく、空港と同様に、荷物と人間を別々にしての赤外線チェックでした。

その後どのような「期日」があるかを1階にある開廷表で確認しました。少し前までは台帳だったそうですが、現在はタッチパネルで裁判内容や、進捗状況、開廷時間等で検索できるため、初心者でも裁判内容が理解しやすい新期日のものを選択しました。つまり初回裁判ということです。

初回裁判では起訴情報から聞けるため、どんな事件かをまず知ることができます。傍聴席はコロナ感染対策のために座席数の半分しか着席できず、予定の期日に入れなかったり二手に分かれて傍聴するなどしましたが、それぞれ1時間近くの傍聴を体験できました。

今回の傍聴:①建造物侵入、窃盗未遂 ②詐欺 ③覚醒剤(覚せい剤)所持・使用

法廷内は静粛で時間通りに進みます。見るものすべてが目新しく不思議で興味深く、目を凝らし耳をそばだてて着席していました。

裁判長、検事、弁護士等が俳優とあきらかに違うとわかるのは、その滑舌や声の大きさ。企業内の役員プレゼン会のような緊張感が漂う空気もさほど感じることなく、粛々と進んでいたのが印象的でした。

保釈されてスーツで着席する被告人、勾留中で警察官に挟まれて着席し、胴にひもが巻かれている人もいましたが、テレビドラマなどのように「いかにも悪人」という顔つきではない一見普通の人がここに立つ不思議さを感じました。

初回期日ということもあって、検事による起訴内容の読み上げ、証人尋問などが中心となり弁護人側からの論を聞くことはできませんでしたが、被告の動機に至る背景などをとおして社会について大きな学びを得る機会となりました。閉廷後に参加者でホールに集合し、それぞれ感じたことなどを共有して解散。

なかなか覗くことのない裁判所、そして裁判そのもの。誤解を恐れずに言えば、実例を通した裁判エンターテインメントをとおして、日常では出会わない人、事件、そして物事の対処に触れることができました。

傍聴した期日の次回は、ほとんどが3月なのでタイミングが合えばその後を追ってみたいと考えています。

未来航路塾にご興味のある方は

未来航路塾はミドルシニアを対象としたオンライン・オフラインでの【共学・共遊】の場です。年間をとおしたプログラムではありますが、毎月少人数のご参加を受け付けています。活動内容に興味のある方、参加してみたいと思われる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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