チラッと公開!「未来型プロフィール作成講座」
今年最後の「未来型プロフィール作成講座」が始まっています。
ユニキャリアでは、”人生の後半戦を自分の手で”とミドルシニアの方を対象にしたサービスが中心ですが、今回は20代の方も参加されています。受講当初、「まだまだキャリアの無い私が受けて大丈夫でしょうか」と言っていたご本人ですが、「3歳の子には3歳のキャリア、80歳の人には80歳のキャリアがあります。生きてきたキャリアを活かして、これからを一緒に考えていきましょう」と伝えたところ、これまでを肯定し、未来へ期待をかけて、ワクワク取り組んでいいただいています。
未来型プロフィール作成講座はキャリアを自認するところから
「未来型プロフィール」はキャリア自認をベースにしています。こういう経験やスキルを獲得したことで「今」があると思っていることをゼロベースで吐き出し、語り、再構成します。これまでの経験や実績を大切にしながらも、自らの「在りたい」「なりたい」意志を重んじた内容でつくりあげていきます。
単に未来を見て「こうなりたい」「こうだといいな」では、夢物語の自己紹介やプロフィールでしかありません。説得力もなければ、肝心の聞き手、読み手に関心を持ってもらい、コミュニケーションが始まることに繋がりません。
1. 自分を「吐き出す」
吐き出すというのは、記録とともに頭の中に残る感情の記憶などをも含めた過去、そして今の状況、未来について、フィルターを掛けることなくダーーーッとテーブルの上に広げるイメージです。そこに広がった素材をもとに語り、反応を受け、質問に応えていく中で、さらに素材が発掘されたり、分割や結合が進みます。
2. 「未来の北極星」を定める
これをいったん眺め、展望する未来と対照するなどして吟味していきながら、自分自身が期待する未来や、手にしたいことを「未来の北極星」として定めます。もちろんこれは仮決めでもいいです。現時点でこうしたい、という自分の未来の目当てです。
3. 「再構成」する
再構成というのは、未来の北極星に辿り着くためのストーリーをつくっていく過程で、自分の過去の事例やエピソードを掬い上げていく作業です。コンセプトは「これからがこれまでを決める」。浄土真宗 真宗大谷派の高僧 藤城聡麿さんの言葉だと言われている、未来をもとに過去の自分を再構成するという考えです。「過去がこうだったら今(A)がこうなのだ」というのはストーリー<A>です。これから(B)という北極星に向かうのです。ストーリー<B>となるよう、過去の素材も用いてストーリーを描いていきます。
そうは言っても、自分の過去を再構成するのは一人では難しいものです。自分のことは自分でわかりづらいということと、自分フィルターでは、どうしても同じものを掬ってしまうからです。そういうことがあって、講座はマンツーマンではなく人の力を借りる複数人での開催としています。
自分が受け止めている「自己認知」は、他人から見たらどうなのか。また、他人の「自己認知」を見て、自分はどう感じるのか。この差異、違和感こそが、その人ならではの感性、眼のつけどころ、ユニークなところです。自分の”ならでは”は、人との違い。言い換えれば、「他人の中での自分」です。テーブルに広がる素材の中から、光るそれを見出していく、そしてそれを読み手の心に響くよう言語化していくこと、さらにそれを繋げたものが「未来型プロフィール」です。
受講後は「行動」が変わる
- 自分のキャリアを整理したい
- 自分の強みを言語化したい
- ライフワークを見つけたい
受講当初、参加者の方々の問題意識は自身の内面に向いていますが、未来型プロフィールを作成する過程で未来の北極星が明確になっていくと、それは挑戦や希望という行動面に変化していきます。そして、簡潔に語れるようになった自己紹介やプロフィールは、読み手を動かし、「副業を始められた」「社内でやりたい仕事に転換できた」「プロジェクトの立ち上げに声を掛けられた」に始まり、メディアへのインタビューに繋がったり、転職や議員当選などに活かされています。
来年も、定期的に「未来型プロフィール作成講座」を開催していきます。ご自身のキャリアを、自身の未来を拓くツールにしたい方は是非ご参加ください。お待ちしています。
※文中のイラストは、アラワスの関美穂子さんが描いてくださいました
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