人生の選択を支える「自分軸」を見つける一つの方法
「人生の後半戦を自分の手で」というのは、ユニキャリアが一貫して発信しているテーマです。言い換えるなら「自分の人生を自分で選ぶ、決める」ことの大切さ。それによりもたらされる充実感、幸福感を求めてのことです。
主体的に人生の選択をできるように
私たちは日々、さまざまな選択をして生きています。
「ちょっとお腹が空いたな…何か食べたいな」「何でもいいから筆記具を貸して」といった”こだわりの少ない選択”もあれば、何を着るか、どこへ旅行に行くかなど”自分の好みを反映したい選択”もあります。どんな家に住むか、どんな仕事をするかなど”複合的、ロングスパンに係る選択”もあります。
- これにしておきなさい
- これが妥当
- 一般的にはそういうもの
こだわりの少ない選択なら人の意見や社会の動向にのるのもいいでしょう。しかし人生を左右する複合的、ロングスパンに係るような選択においては、こういった『他人軸』で選択をせず、主体的な取捨選択をしないと私たちは満足を得られないでしょう。
取捨選択とは良いものや必要なものを選び取り、悪いものや不要なものを捨て去るという選択を意味します。無作為な選び方ではなく、ひとつひとつしっかりと吟味した上で要不要を判断し、その判断に基づき取捨するというニュアンスをも含んでいます。「自分が」「心底」「求めるもの」を得てこそ得られる満足は主体的な選択に結びついていると思います。
主体的に生きるために必要な「自分軸」
他人軸の対義語は『自分軸』。周囲の人たちの考え方に影響されず自分自身の考えで物事を決めること、行動することを表します。自分にとっての意味、価値、そして目的に照合して「やる、やらない」「持つ、持たない」「進む、止まる」を選択していくことです。「主体的に生きること」とも言い換えられます。
そんな主体的に生きたいと願う人は少なくありません。どうしたらいいのでしょう。
- 軸がない
- 軸がぶれてる
こういう言葉は『自分軸』を認識する途中にある人にとって傷づく言葉です。探しているんですから。磨いているところなんですから。ただし、ここで焦ってはいけません。
『自分軸」を認識する道に正解はなく、自分が満足するかにフォーカスしたいものです。もちろん周囲の評価など全く関係ありません。
情報、価値観が多様で従来とは全く異なる世界が進行しているなかで、わからないこと、未知に進むこと、その選択をすることに不安を持つのは当然です。何かヒントになることはないか、誰かが教えてくれないかと「答え」や「正解」を求めたくなります。『自分探し』の旅に出て、なかなか戻ってこない人が多いのも頷けます。
でも・・・繰り返しますが、やはりすべては自分の思う通りでいいのです。それがいいんです。
「自分軸」を認識するための1つの方法
そこで今日は、私が今年やってみている『自分軸』を認識するための一つの方法をご紹介します。
私は未来航路塾2023の取り組みの一つである【年間セッションブック】の中に「やりたいこと」「継続したいこと」とともに、「やらないこと」「やめること」というのを書き出しています。
後者の「やらないこと」「やめること」は3種類あります。
- 1年間やらない(ことを継続する)
- 1年間内にやめる(やめるがゴール)
- 1カ月だけやめてみる(やめるかどうかを検討する)
③は1カ月だけやめることで年間12個の行動チェックに挑戦して自分を確かめてみようというもの。これにより『自分軸』の逆説的なものが浮かび上がってくることを期待しています。
・やれることを探すのではなく、やれないことを認識する
・好きなことを探すのではなく、好きではないことを認識する
自分の人生を、未来を、自分の手で
さいごに、充実感・幸福感のある人生を想う皆さんに、マザー・テレサの名言「思考は運命を変える」をご紹介します。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
今、あなたが想うことが、あなたがこれから行動することがあなたの未来を創っていくのです。
まだまだ続く人生の航路。それぞれが主体的な人生を味わい尽くせるよう、さらに探究を重ね、対話し、進展の相棒となるよう努めていきたいと考えています。
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